「ネプロス大解剖」について

プロの方の満足を追求し、世界一のハンドツールを目指し進化を続けるKTCフラッグシップモデルのネプロス。「ネプロス大解剖」では、「利きネプロス」でお届けしたネプロスの良いところ、スゴイところを、より深く掘り下げてご紹介してまいります。
本記事は過去に配信したKTCネプロススクエアメールマガジンを再録したものです。

ラチェットハンドル編 ~ネプロス大解剖~

今回は、利きネプロス1<ラチェットハンドル編>でお届けした魅力を掘り下げます。

ネプロス9.5sq.ラチェットハンドル NBR390を大解剖! 

握りやすさは使いやすさ

 

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ネプロスラチェットハンドルは握りやすさにとことんこだわりました。

力をかけやすいグリップ形状を徹底的に追求したのです。開発のヒントとなったのは公園の鉄棒でした。ある程度の太さがあったほうが、力をかけやすいと考え、試作を繰り返してたどり着いたのが、この太さ(20mm)でした。さらに、指をしっかりかけるためグリップのくぼみをつけ、滑り止めのためのゴムリングをグリップエンドに装着。こうして理想的なグリップ形状が完成しました。

 

グリップとヘッドの絶妙なバランス

 

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握りやすさを追求して生まれたグリップ形状ですが、そのままでは問題がありました。

グリップを太くするとグリップ側が重くなり、重量バランスが悪化します。この問題を解決するために出した答えは、グリップを中空構造にするという他に例のないものでした。一体成形にしか見えない外観であるにも関わらず、独自の加工技術によって内部を中空にし、太めのグリップでありながら、グリップ部とヘッド部の絶妙な重量バランスを実現しているのです。

 

軽快な音色を奏でる精密な90ギア

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ネプロスのギアを空転させると、小気味よいクリック音が聞こえてきます。

この美しい音色を奏でているのは、送り角4°、7段クロウ、世界最高クラスの90枚ギアを搭載した精密な駆動機構です。駆動機構をじっくり見てください。 KTC BR3Eの36枚ギアでは、ラチェットの回転方向を切り替えるチェンジャーとギアにかかるクロウ(爪)は一体構造で、ギアを2段のクロウで支えています。これに対してネプロスは駆動機構の構造を一新しています。送り角を小さくするためにギア数を多くすると、ギア一枚あたりの山の大きさは小さくなり強度が低下するため、ギアにかかるクロウの数を7に増やして力を分散させることにより、同等の強度を実現しました。さらにクロウとチェンジャーを別パーツにし、スプリングの強さを個別に微調整することで、ギアとクロウの確実なかみ合わせと、軽やかな空転トルク、滑らかな動きを実現しています。

 

作業を激変させる90ギアの真価

 

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小気味よいクリック音を奏でる90枚ギアですが、その真価は狭小なスペースでの作業で発揮されます。

KTC BR3EもネプロスNBR390も全長は180mmですが、作業に最低必要なグリップエンドの振り幅は36枚ギアのKTC BR3Eの約29mmに対し、90枚ギアのネプロスは約12mm。違いは歴然ですね。
また、例えばグリップエンドが50mmしか振れない作業環境の場合、ギア1ノッチあたり幅29mm必要なKTC BR3Eは、1ノッチ分の10°ずつしか回せませんが、1ノッチあたり12mmのネプロスなら一度にギア4ノッチ分の16°回せます。送り角の小ささは、作業効率の向上にも貢献します。

 

次回予告

次回は、「利きネプロス」です。ネプロス探究家の匠 鏡子 (たくみ きょうこ)が「利きネプロスのお作法」をご紹介します。

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