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世界一のハンドツールの開発を目指し、素材・設計・生産設備のすべてを見直し生まれた工具、それがネプロス。
ネプロスの冠を背負う製品ひとつひとつに焦点をあて、じっくりとあらゆる角度から解剖していきます。
プロの方の満足を追求し、世界一のハンドツールを目指し進化を続けるKTCフラッグシップモデルのネプロス。
そんなネプロスの機能美や設計思想を外観からじっくり味わっていただくため、ネプロス探究家の匠 鏡子 (たくみ きょうこ)が「利きネプロスのお作法」をご紹介いたします。
まるで茶道のように、ネプロスの呼吸を感じネプロスに詰まった想いに心を寄せながら、実物をお手にご用意いただき、ぜひご一緒に「お作法」をお楽しみください。
本記事は過去に配信したメールマガジンの内容を再録したものです。
ラチェットハンドルを前に呼吸を整え、ゆっくりと握ってみてください。くぼみに指をかけて…などと意識しなくても、ただ自然に握っただけで支えの指はくぼみに当たり、手のひらはハンドルのカーブに沿い、小指はゴムリングにかかっていませんか? 隅々まで貫かれたネプロスの設計哲学が究極の握り心地を実現しました。
・どこまでも手になじむ握り心地をお楽しみください。
ネプロスのラチェットハンドルは、グリップの太さのわりに重すぎないことにお気づきでしょうか? ラチェットヘッドとグリップがちょうどいいバランスになるよう、実は握り部分が空洞になっているのです。重すぎず、軽すぎず、最適バランスで作業はいつも快適です。
・やじろべえのようにつり合うポイントを探して、バランスの妙をお確かめください
今回の利きネプロスでは『聴き』ネプロスをお勧めしています。ラチェットヘッドを耳に近づけ、回してみましょう。明らかに今までのものとは違う、軽やかな美しい響きが鼓膜をくすぐります。それもそのはず、歯車の歯の枚数が違うのです。従来品の36枚ギアから90枚ギアへ。技術の生み出す音色と指先に伝わる感触をお楽しみください。
・速く、遅く、心ゆくまで音色に聴き惚れてください
歯車の枚数が違う、ということはそれだけ送りの角度が小さくなるということ。もう確かめずにはいられません。今までハンドルを振るスペースが無かったあの隙間にも、お手上げだったあの隙間にも。思わず「回せる!」と叫んでしまうことでしょう。
・ネプロスのソケットと併せて使っていただくと、より一層お楽しみいただけます
・ラチェット機構を日本語で「爪車」と言うこと、ご存知でしたか?
ネプロス ラチェットハンドルが放つ魅力の片鱗に、触れていただけましたら幸いです。
次回は、「ネプロス大解剖」です。利きネプロスのお作法を用いながらネプロスの良いところ、スゴイところを、より深く掘り下げてご紹介してまいります。
>> ネプロススクエア<2>ラチェットハンドル(NBR390)大解剖をみる
※ラチェットハンドル大解剖配信後、ラチェットハンドルの新モデル<NBR390A>が発売されております。
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