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京都機械工具株式会社(以下、KTC)は、KTCのブランドで、自動車整備用工具、関連機器、 その他一般作業工具等を提供する工具メーカーです。
当社は1950年に創業し、 主に自動車の車載工具の生産を開始、 翌年には業界初の社内一貫生産体制を確立し、 モータリゼーションによる需要拡大に応えるため、 本格的に市販用工具へと進出致しました。
現在まで 「軽くて、強くて、使いよい」をコンセプトに、10,000アイテム以上の多彩な製品を開発し、アイテム数・生産量ともに国内No.1の実績と信頼をいただいております。
この連載で、KTCの工具製品を中心とする
✓「安全に対する考え方」
✓「製品と提供価値を創り出す取り組み」
について、ご紹介致します。
KTCの「製品安全への取組みと情報発信」についてお伝えしていきます。
世界最高水準にある日本のカーテクノロジーは、 その整備用工具にも高い機能と品質水準を求められます。 自動車や自動二輪などの組み立て・修理の現場では、人が手で扱う工具は、非常に高い頻度で使用されます。使用方法を誤ると大きな事故に繋がる恐れがありますので、「製品安全」への要求は非常に高いものとなります。
一方で、スパナやソケットレンチなどの工具は、大変丈夫で、壊れない限り、ひとつの製品は数年から数十年の長期間にわたってご使用頂きます。
60年以上前の当社創業期に製造された製品が、現在でも現役であると、嬉しそうにお見せいただけるユーザーもおられます。
このような背景もあり、「安全、 快適、 能率 ・ 効率」その中でも、最優先事項を 「安全」とする製品開発コンセプトを掲げております。
「安全」を最優先することは創業時からの誓いであり、 たとえその製品が 「快適」であり、 作業の 「能率.効率」を向上させるものであっても、「安全」が阻害されるようであれば、そうした製品は発売できません。 この姿勢はお客様への商品情報の提供、 営業活動などあらゆる場面で従業員が心がけていることです。
世界にはたくさんの工具があり、見た目は同じようなものであっても、「安全」という切り口で見ると、まったく違う製品になります。
次回は、KTCがどのような設計思想でものづくりをしているのかをご紹介します。