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プロの方の満足を追求し、世界一のハンドツールを目指し進化を続けるKTCフラッグシップモデルのネプロス。「ネプロス大解剖」では、「利きネプロス」でお届けしたネプロスの良いところ、スゴイところを、より深く掘り下げてご紹介してまいります。
本記事は過去に配信したKTCネプロススクエアメールマガジンを再録したものです。
ネプロス大解剖では「利きネプロス」でお届けしたネプロスの良いところ、スゴイところを、具体的な比較写真などを交え、より深く掘り下げてご紹介してまいります。
今回はネプロス ハーフムーンレンチを大解剖!
ネプロス ハーフムーンレンチは、柄部がR形状になっているユニークなレンチ。通常のオフセットタイプやストレートタイプでは、正面から直接アクセスしにくいマフラーのボルトやオルタネータのボルトなどを、障害物をうまく避けて届かせ、締め緩め作業を行うことができます。
ネプロスのハーフムーンレンチは、左と右で柄部分のRが異なる、オリジナルの非対称設計を採用。例えば10✕12と12✕14を比べてみると、同じ12mmでも形状が異なることがわかります。この異なるRを使い分ければ、振り角が限られた狭い場所での作業範囲が広がるのです。使用頻度が高い10mm、12mm、14mmはRが異なるものをラインナップしています。(アイテムはNMH2-0810, 1012, 1214, 1315, 1417, 1618の全6種)
ネプロス ハーフムーンレンチの口径部は、テーパー(面取り)が最小限に設計されています。通常はボルト・ナットにかけやすくするために、口径部にテーパーがあるのですが、ネプロスでは口径部とボルト・ナットの接触面積を最大にするため、接触面にならないテーパーができる限り小さくなるよう設計されているのです。
KTCブランドのレンチの柄は軽量化と強さと使いよさを追求したH形の断面形状で、、側面は手の負担を和らげるよう大きめのR形状を採用していますが、ネプロスのレンチの柄は、全体のバランスを取りつつ掛けた力のトルク感がダイレクトに手に伝わるよう、側面は直線に近く、コーナーのRは最小限にしています。開発コンセプトの違いが、このように柄の形状にも現れています。
次回は、「利きネプロス」です。ネプロス探究家の匠 鏡子 (たくみ きょうこ)が「利きネプロスのお作法」をご紹介します。
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