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プロの方の満足を追求し、世界一のハンドツールを目指し進化を続けるKTCフラッグシップモデルのネプロス。
そんなネプロスの機能美や設計思想を外観からじっくり味わっていただくため、ネプロス探究家の匠 鏡子 (たくみ きょうこ)が「利きネプロスのお作法」をご紹介いたします。
本記事は過去に配信したネプロススクエアメールマガジンの内容を再録したものです。
美しく 磨き上げられた 半月に 映える景色も 光り輝く
ネプロスシリーズは眺めるだけでも楽しい工具。まず眼を引くのが、周りの景色が映り込むほどの丁寧な表面処理です。構造的に平面の多いハーフムーンレンチだから、本当に顔を映すことさえできる鏡面仕上げの美しさが、いっそう際立ちます。お化粧直しだってできるかも。
・眺めているのはハーフムーンレンチでしょうか?
・映り込んでいるあなた自身でしょうか?
ぴったりと 揃った円の 中心を 覗くと見える 精度の高さ
次は全体を更に味わいましょう。ヘッドの部分を覗いてご覧ください。ボルトをしっかり捉える十二角の中心と外径の中心が、ずれることなくぴったりと重なり合っているのが分かります。ネプロスシリーズが眼に心地いいのは、表面処理のせいだけでなく、加工精度の高さがもたらす造形の美しさのおかげでもあるのです。
・十二角の輪郭も眺めているとうっとりしますね
単純に 滑らかなだけじゃ ありません 指先でたどる 鍛造の力
ハーフムーンレンチの表面をそっと撫でてみてください。見た目だけでは分からない、かすかなデコボコを指先に感じませんか?実はこれ、鍛造という技法ならではのこと。型に入れた材料に強い圧力をかけて作るので、削り出して作るより強度が増すのです。一見端正な工具ですが、その裏に潜む力強さが指先に伝わってきます。
・プレスされる瞬間にかかる圧力を妄想してみて下さい
ややこしい 邪魔者をすっと かいくぐり 狙いにぴたり 届く快感
それではどうぞ、なるべく回しにくいところにあるボルトを探してみてください。まっすぐな工具ではアプローチできないあれやこれ、ハーフムーンレンチなら二種類の曲線で対応できます。これは届かないかな、と思っても方向を変えてみれば会心の手応え。思わず頬が緩みます。
・いつも何か回したくて「うずうず」するようになってしまったら申し訳ありません
次回は、「利きネプロス」です。ネプロス探究家の匠 鏡子 (たくみ きょうこ)が「利きネプロスのお作法」をご紹介します。
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