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プロの方の満足を追求し、世界一のハンドツールを目指し進化を続けるKTCフラッグシップモデルのネプロス。「ネプロス大解剖」では、「利きネプロス」でお届けしたネプロスの良いところ、スゴイところを、より深く掘り下げてご紹介してまいります。
本記事は過去に配信したKTCネプロススクエアメールマガジンを再録したものです。
今回は、利きネプロス4<ユニバーサルジョイント編>でお届けした魅力を掘り下げます。
ネプロスユニバーサルジョイントを大解剖!
ユニバーサルジョイントに求められる機能・性能を徹底的にリサーチした結果、最も求められているのは動きのスムーズさでした。そこで生み出したのが前後、左右の回転軸が同軸上にある、独自発想のグランドクロス機構です。
▲グランドクロス機構内部イメージ
一般的なユニバーサルジョイントは2つの回転軸が上下にずれているため、角度が付けば付くほど動きがカクカクしますがネプロスユニバーサルジョイントの動きは異次元のスムーズさで快適な作業を実現します。
▲左:一般的なユニバーサルジョイント(KBJ20 *生産終了) 右:ネプロスユニバーサルジョイント(NBJ3)
また、一般的なユニバーサルジョイントは回転しない角度まで曲がってしまう場合がありますが、ネプロスは回転してトルクを伝えられる角度以上に曲がることはありません。
2番目に求められるのがコンパクトさ。ユニバーサルジョイントは、狭い場所で、障害物を避けて作業するために使用しますので、全高が低くコンパクトな方が使いやすいのです。ネプロスユニバーサルジョイントは振り角が約60°とあまり大きくありませんが、実際の作業に必要十分な角度を確保しています。
※KTCのユニバーサルジョイントは、グランドクロス構造を採用していませんが、極限まで回転軸を近づけ、一般的なユニバーサルジョイントよりも全長が短くなっています。
ソケットと組合せて使用するユニバーサルジョイントは、保持力が足りないとグラグラ動いてしまい、ボルトなどへのアクセスがしづらくなります。ネプロスユニバーサルジョイントは、内部のバネの試作を繰り返し、スムーズな動きと高い保持力が両立できるバネ力を見出し採用しました。首振り保持力が高いので、大サイズのソケットを繋げても、その重みでグラ付いたりせず、直接手が届かない狭小スペースへのアクセスも容易です。
ネプロスユニバーサルジョイントNBJ3に24mmソケットNB3-24(重量90g)を組合せてもグラつかずにしっかり保持します。
※全長の長いエクステンションバーや大サイズのディープソケットは保持できません。
ユニバールジョイントを回すと、アームが外に開く方向に力がかかります。アームとドライブ角の面が並行な一般的なユニバーサルジョイントは、アームの根元部分の肉を厚くして強さを確保しています。ネプロスはドライブ角を45°ずらし、ドライブ角をアームの根元にかけることでアームの開きを押さえ、強さを確保しつつ薄肉化を実現しています。
※ドライブ角を45°ずらす構造の工夫は、KTCユニバーサルジョイントにも採用されています。
次回は、「利きネプロス」です。ネプロス探究家の匠 鏡子 (たくみ きょうこ)が「利きネプロスのお作法」をご紹介します。
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