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本記事は産経デジタル 「cyclist」にて掲載されていた連載記事を再録したものです。
一部修正・画像の差替えを行っておりますが、内容は掲載日時点のものとなっておりますのであらかじめご了承ください。
(cyclist掲載日:2013/8/11)
#26緩みにご注意! ほんの少しのチャレンジ精神でボルト・ナットの締付けを定期点検
今回は、専門的な場面での締付けのお話。これまでボルト・ナットの締付けに関しては、目で見て解る、締付け過ぎを未然に防止するといった意味合いで、デジタル化が進んでいるとお話しました。その一歩先ゆくお話です。
締付け不備によるトラブルは、新聞などでもたまに見かけます。怪我をされたとか、設備を破損したとか…。個人であれば、自己責任ということで済んでしまうかもしれませんが、企業が関連するケースでは、それほど簡単に解決できる問題ではありません。社会的責任が伴う企業では、一層シビアな対応をしています。それが、「トルク管理」+「記録」です。「言った、言わない」ならぬ、「締めた、締めない」とアナログのままにせず、トルクレンチを使用した締付け結果を、データとして残すわけです。
記録がされていることによって、作業が確実に行われていたかを確認することができます。さらに企業にとって重要なのが、万が一トラブルが発生した時でも、確実な締付けや作業が行われていたと確認できること。記録簿を残し安全確認していただいているんですね。
そこで最も必要とされるのが、締付けのデータをトレースできる仕組みです。KTCでは、プロ向けに「通信式デジラチェ[メモルク]」を展開しています。皆さんがお持ちの自転車やクルマをはじめ、新幹線の組み付け作業場面でも活用されています。
メモルクを使用した作業管理・トレース
通信式デジラチェ[メモルク]とはどのようなものか、次回説明しますね。
KTCのデジタル型トルクレンチの一覧をご紹介
https://ktc.jp/catalog/index-category/category-list/gna010-02__gek085-r4
トルクレンチの選び方についてはこちら!
https://ktc.jp/torque/select.html