国内貨物輸送量は輸送重量（トンベース）では、国内貨物輸送量は、2020年度は大幅に減少し今だ回復はしていないものの、貨物１件あたりの貨物量が直近の20年で半減する一方、物流件数はほぼ倍増しており、物流の小口多頻度化が急速に進行しています。

また2024年度よりトラックドライバーの労働環境改善のため、ドライバーの拘束時間なども見直しを行われており、大型自動車1台あたりの走行距離等、環境が変化する可能性を読み取ることができます。

引用／参照元：我が国の物流を取り巻く現状と取組状況 - 経済産業省／2022年9月

https://www.meti.go.jp/shingikai/mono_info_service/sustainable_logistics/pdf/001_02_00.pdf

整備業界における人手不足問題は全国的な問題であり、この問題を解消するため国土交通省は様々なガイドラインを制定しています。　そのうちの一つ「女性が働きやすい環境づくりのためのガイドライン」では、『女性のみならず、若者やシルバー人材における力不足対策、作業の生産性の向上にも効果があると期待できると考えられますので、環境を整備する際の参考としていただければ幸いです。』としたうえで、次のような作業環境の改善を提案しています。

＜抜粋＞
１．工具・機器の改善、作業分担の工夫

〈望まれている工具及び機器の仕様〉
○ 軽量化・コンパクト化
○ 省力化（柄の長い道具）
○ 振動の軽減

引用元：自動車：自動車整備要員の人材確保・育成について - 国土交通省

https://www.mlit.go.jp/common/001209610.pdf

過走行にともない最もメンテナンス機会が増える箇所は、足回り（タイヤ周辺）です。

なかでも、車両の傾きを抑制するスタビライザー周辺のメンテナンスは、重労働かつ危険を伴う作業のうちの一つです。また、スタビリンカーブッシュ（スタビリンカーとタイヤをつなぐ部品）の交換時期は走行距離がひとつの目安となっていますから、過走行になるほど交換頻度は高まる傾向にあります。

重いスタビリンカーは油圧プレス機まで運ぶのが大変なことに加え、二人がかりの作業が必要で危険が伴います。

重いスタビリンカーを油圧プレス機に運ぶことなく作業現場ですぐにブッシュの押抜き、圧入が可能。 いすゞ車、日野車の4t～10tに使用されているスタビリンカーブッシュに対応し、 車上または車両のそばで作業ができ、二人がかりで行う危険な作業を一人で安全に行うことができます。

アタッチメントを装着するだけでスタビリンカーブッシュの脱着が可能。 重いスタビリンカーを油圧プレス機まで運ぶ必要がなく、誰でも簡単に作業を行うことができます。
※いすゞ車の旧ブッシュを交換する際は、「日野用スタビリンカーアタッチメントセット」の一部入組品が必要です。

専用のブッシュプレスを使用することで割れブッシュをしっかり圧縮、圧入することが可能です。

https://ktc.jp/files/pr/download/flyer/73-38.pdf