スーパー耐久2024シリーズがスタート

2024年シーズンも引き続きチームAutoLaboにメカニックとして参戦するKTCスタッフの参戦レポートをお届けします!

「AutoLabo Racing 素ヤリス」は今シーズンもST-5クラスに参戦

短かったオフシーズンも終わり、今年もレースシーズンがスタートです。


我々のチームが参戦する『ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE』は今シーズン、全9クラス67台がエントリー。私が引き続き帯同する「AutoLabo Racing 素ヤリス」は15台のエントリーがある昨年同様のST-5クラスです。


例年スーパー耐久シリーズの開幕は、3月なのですが、今年はF1が4月に鈴鹿サーキットで開催されるなど、例年とは異なる年間レーススケジュールとなり、開幕戦 SUGOスーパー耐久4時間レースも、昨年より1カ月遅い4/20~21での開催となりました。私にとっても、2013年以来、久しぶりのSUGOからのシーズンスタートです。

 

思い起こせば、前回2013年は、決勝日が雪の為中止、雪に翻弄され、身動きできない状況でした。

今年は、もちろん、雪などどこにもなく、当時とは真逆の穏やかな天気でのシーズンスタートです。


今回、我々が参戦するST-5クラスは、4月20日土曜日に予選・決勝を行う1Dayレース形式で、木曜日12時~練習走行が開始。ということで、水曜日の通常業務を定時に終わらせ、19時にAutoLaboを出発。約840㎞(約12時間)先のスポーツランドSUGOを目指した大移動から始まりました。

 

木曜日は、早朝からピットへの車両・機材の搬入を実施。昼からの練習走行開始に備えます。
今シーズンは、18歳の若手ドライバーや他カテゴリーからのステップアップドライバーがドライブする為、彼らが初めての車両である素ヤリス、初めてのコース、速度差のある他クラスとの混走などに慣れるためのメニュー中心で練習走行を行いました。

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翌金曜日からは、公式練習や公式車検が行われます。
昨年度よりBRIDGESTONEに公式タイヤメーカーが変更されましたが、ST-5クラスなどはサイズの関係でスリックタイヤの開発・供給がシーズンに間に合わないことから、市販タイヤ(ラジアルタイヤ)を使用してのレースでした。
今シーズンは、スリックタイヤの供給・使用が実現し、公式練習では、ロングランでのタイヤの耐久性確認などを行い、それに伴う足回りなどのセットアップを実施。
昨年からの車両改良やタイヤの変更などから、燃費にも大きな影響を及ぼすこととなり、また、3時間から4時間へレース時間が増えたことで、レースの戦略自体も大幅に見直す必要がありました。

予選スタート

土曜日、大会予選・決勝は快晴!!雪の心配などありません!

予選は、今回からAドライバー(北川選手)の予選結果をもとに、Bドライバー(村田選手)の上位と下位を分けた形で行われます。

 

Aドライバー予選ではFR(マツダ ロードスター)勢との性能差もかなり少なくなり、予選タイムは4秒差。前の集団とは1秒以内に5台ほどと、下位の集団ではあるものの、昨年実施した改良が、成果に結びつき、集団の中でも充分に走れることを確認。決勝では、作戦次第で多くの車両との競い合いが出来る自信が感じられました。


Bドライバーも集団の中で奮闘し、予選は12番手。その後、Cドライバー(大友選手)・Dドライバー(安田選手)も順調に予選を通過し、2時間後の決勝レースを迎えられることとなりました。
予選終了直後から、決勝レースに向けた準備を行いましたが、ピットではピットウォークが開催され、多くの観客のみなさんに車両を近距離で、ご覧いただいての車両メンテナンスとなりました。
スーパーGTなどでも同様に、ピットワークの時間はファンとの直接コミュニケーションの意味が強く、実はレースではあまり見られない光景なんですよ!

レースは、4時間の長丁場であることから、理想は約1時間ごとの給油・タイヤ交換(前輪のみ)・ドライバーチェンジ3回のピットストップを想定していましたが、給油タンクの大きさ(45L)、毎回の給油量(20L)、燃費、レース時間から考え、ギリギリ燃料が足りるか足りないかの戦略となります。
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決勝スタート

決勝レースは、SUGOを得意とするCドライバーでスタートし、4時間後のゴールをチーム一丸となって目指します。約1時間しっかりと集団の中での走行をキープ。

Dドライバーに交代し、初のS耐ながら、Cドライバー同様クリーンなバトルを魅せてくれました。途中他車との軽い接触もありましたが、目標の1時間を走行し、ドライバーチェンジ。キッチリとタイヤ交換と給油もこなしながら、接触による破損状況を確認。Bドライバーに交代しピットアウトしていきました!

 

・・・が、数周すると、アクセルを踏んでも加速しなくなるトラブルが発生したようで緊急ピットイン。


故障診断を行いながら、15分ほどで考えられる部品をすべてを交換。再度走行を開始したのですが、またもや同じ症状が発生し、再びピットイン。先程とは異なるセンサー類の故障で20分ほどストップ。どうやら初回の症状が引き金となってしまったようです。


レギュレーション上、Aドライバーが1時間以上乗らなければならないルールで、トラブルが完治しないまま、B→Aドライバーへ交代しピットアウト。その後は、正常は状態での走行を始めた素ヤリスですが、既に他社とは大きく差を開けられ勝負権がない状態となりました。そんな状況でも若いBドライバーの成長のため、チームがさらに団結し、再びA→Bドライバーに交代。無事チェッカーを受けてくれました。

残念ながら、2024シーズンは、トラブルレースからのスタートとなってしまった素ヤリスですが、チームは次戦に向けたポジティブなレースが出来き、昨シーズンを上回る戦績を
目指せる体制が築けたと思っています。

 

國松監督 談

さらにパワーアップした素ヤリスとチームスタッフで、昨年以上の戦績で初戦をおわる予定でしたが、残念ながら想定外のトラブルで2戦目以降への宿題になってしまいまいました。成績は残せませんでしたが、チームの成長がみられた初戦でした。次戦もまた、アツい応援をお願いします。



5/8にテスト後、次戦は、5/24-26には富士スピードウェイにて24時間レースです。
メジャードライバーが多く参戦する、そしてイベント的にも最も盛り上がる大会です。

お近くの方は、是非現地富士スピードウェイへお越しください。見かけたらチーム員への
応援の一言を頂けると嬉しいです!

引続き、AutoLabo Racing 素ヤリスへのご声援をお待ちしています。

リンク

スーパー耐久公式サイト

https://supertaikyu.com/

Kunimatsu Auto-Labo

http://www.auto-labo.net/