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この記事では、KTC社員の花﨑氏が、チームAutoLaboでレース参戦した記録をご紹介いたします!
7月9日~10日は、ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第3戦 SUGOスーパー耐久3時間レースがスポーツランドSUGOで開催されました。
24時間レースから1ヶ月の期間に車両のメンテナンスはもちろん、軽量化やエンジンの耐久性向上などのアップデートを行い、このSUGO戦に臨みました。
チームAutoLaboが今年デビューさせたのは、よくレース会場で見る、3枚ドアのマシンではなく、5枚ドアのヤリス。
クラス内(ST-5クラス)でもマシンの車重は重く、ストレートスピードも他車と比較しても速くはない状況です。この”素ヤリス”は、細かなパーツの見直しを行いながら毎戦アップデートを行い、シリーズ戦にチャレンジしています。
ST5クラスは、レギュレーションで車両の燃料タンクが45リットルと決められています。
さらに、1回のピットストップで給油できる燃料が、20リットルまでとなっています。
レースでは一回の走行終了時に、燃料が限りなく少ない状態にできることが、軽い状態で走れ、タイムアップにも繋がります。チームは、レース直前の状況を加味し、レース直前まで燃費計算を繰り返します。
3時間レースとなると燃費の良い素ヤリスでは70リットル程度で走りきることができ、このSUGOでは2回のピットインを行います。
つまり、2回ピットイン毎に、燃料満タンにする必要が無く、1回目に最低限入れなければならない量から逆計算し、1回目のピットタイミングを決め、また、その時に入った量から、2回目の給油量をレース中に計算して決めていきます。
時間が短いレースだからこそ、チームの戦略如何が、レース結果を大きく左右します。
決勝の当日は快晴。
この時期らしい猛暑の中でのレースで、マシンも、スタッフにとっても過酷な環境です。
スタート直後にクラッシュもあり、混乱の幕開けでしたが、クラッシュに巻き込まれることなく、順調に走る素ヤリス。
素のヤリスは、レース車両なのに、燃費もよくタイヤにも優しいのが特長です。ピットストップは、ルーティーンの2回だけ。2回のピットストップでは、
・1回目…ドライバー交代と給油。
・2回目…もう一回はドライバー交代と給油と…なんと左フロントタイヤの1本のみ!
コースレイアウトを熟知した作戦で、ピットストップ時間を短縮!
そんなピット戦略やドライバーの安定した走りにより、15チーム中13位で走り終えることができました。
素のヤリスとしては、大健闘の結果となりました!
スーパー耐久シリーズ2022スケジュール
2022/6/3-5 FUJI SPEED WAY (終了)
2022/7/9-10 SPORTSLAND SUGO(終了)
2022/7/30-31 AUTOPOLIS (ST-5クラスのレースが無い為、不参加)
2022/9/3-4 MOTEGI
2022/10/15-16 OKAYAMA
2022/11/26-27 SUZUKA
レース詳細はコチラ!
KTC社員がメカニックとして参戦するレースに大注目!