総合ハンドツールメーカー京都機械⼯具株式会社(KTC)(京都府久世郡久御⼭町/代表取締役社⻑ ⽥中滋/証券コード5966)の次世代作業トレーサビリティシステム「TRASAS IM/EM」は、株式会社ホロンシステム(東京都千代⽥区/代表取締役社⻑ ⼩林 真⼀郎)が開発・販売する製造業のDXの基盤となる⽣産管理システム「SimLex Production Control」と連携いたしました。
同時に、SIパートナーシップ契約を締結し、お客様の課題解決やニーズに対し、きめ細やかな対応が可能となりました。

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経緯

「TRASAS IM/EM」は、製造現場などで作成する作業⼿順書をデジタル化し、その作業⼿順書に基づいて⾏った結果を記録・管理するソフトウェアとデジタル測定・無線通信機能を持つIoT⼯具・計測機器からなるシステムで、トレーサビリティ管理、作業品質の向上が実現できます。

 

「SimLex Production Control」は、DX基盤に向けた⽣産管理システムです。製造業の⽣産、販売、購買、在庫、出荷といった⼀連の業務を標準機能でカバーしており、また⽣産計画・⽣産実績の⼀元管理だけでなくきめ細かな原価管理も可能で、予実管理によるリソースの効率化やコストコントロールなど製造業の経営基盤として活⽤できます。

 

「SimLex Production Control」の⽣産指⽰情報を「TRASAS IM/EM」に連携し、また、「TRASAS IM/EM」で収集した製造実績情報を「SimLex Production Control」に連携することで、販売管理から製造実績、在庫情報までを⼀元管理する場⾯において、お客様に貢献いたします。スマートファクトリー、DXが製造業に広がっている現在、「TRASAS IM/EM」と「SimLex Production Control」が連携することにより、製造業のお客様へワンストップで⽀援するソリューションをご提供できると考え、連携にいたりました。

TRASAS IM/EMとは

安全に対する社会的な要求の⾼まりや、⽣産性のさらなる追求によって、作業現場は変化の時代を迎えています。「TRASAS IM/EM」は、これまで紙ベースで作成していた作業⼿順書をデジタル化。
⼿順書の最新版管理を容易にする他、⼿順書内に写真や動画など視覚的な情報を盛り込む事で「作業者のカン・コツ」に頼った作業を標準化し、多能⼯化を促進。さらに、標準作業時間の設定と実績管理により、進捗管理や作業カイゼンに活⽤する事も可能です。
また、IoT⼯具・計測機器との連携により測定結果を⾃動記録することができ、信頼性の⾼い作業記録を作成することで、トレーサビリティ管理、作業品質の向上を実現します。

 

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システム名称 : TRASAS IM/EM

製品サイトURL : https://ktc.jp/trasas/info/index.html

SimLex Production Controlとは

世界的な競争の激化、部品や材料の供給不⾜によって、製造業は⼤きな変化の時代を迎えています。「SimLex Production Control」は⽣産管理、販売管理、出荷管理、在庫管理、原価管理といった製造業のDX基盤となる機能を標準完備した⽣産管理システムです。
⾼精度の在庫管理(在庫精度98%以上)、既存の会計システムとのデータ連携による精緻な原価管理、そしてきめ細かな⽣産計画と⽣産実績管理により製品・在庫(モノ)と原価(カネ)の現状が把握でき、ビジネス変化への迅速な対応が実現できます。

 

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システム名称 : SimLex Production Control
製品サイトURL : https://solution.holon.co.jp

TRASAS IM/EM+SimLex Production Control 連携の特⻑

1.⽣産指⽰情報の連携

「SimLex Production Control」に⼊⼒された⽣産指⽰情報を「TRASAS IM/EM」の作業現場へのオーダーデータとして連携します。システムごとに⽣産指⽰管理データを⼊⼒することがない為、ミスや⼯数を削減し、⽣産性を向上します。

 

2.製造実績情報の連携

「TRASAS IM/EM」で⾃動⼊⼒された実績数や判定結果といった製造実績情報を「SimLex Production Control」の製造実績データとして連携します。システムごとに製造実績データを⼊⼒することがなく、転記や記録に起因するミスや⼯数を削減し、タイムリーな実績把握だけでなく、在庫精度の向上にもつながります。

 

3.部品表情報の連携

「TRASAS IM/EM」で作業指⽰情報(BOP: Bill of Process)を作成する際に必要な部品表情報を「TRASAS IM/EM」で新たに登録するのではなく、「SimLex Production Control」の部品表情報(BOM:Bill of Materials)から連携することで、⼆重管理によるお客様の運⽤負担の増加を防ぎます。

 

4.正確な原価計算

収集した製造実績情報、および会計システムの情報より原価計算を⾏うことで、精緻な原価管理が可能になります。

 

5.⽣産情報の活⽤

⽣産計画情報と製造実績情報をひもづけ、⼀元管理を⾏うことで、経営判断に必要な係数をリアル
タイムにかつ正確に把握することができます。

今後の展開

「TRASAS IM/EM」と「SimLex Production Control」連携のWEBセミナーを開催する予定です。

下記より事前申込いただきますと、日程が確定次第メールにてご案内いたします。

https://offer.ktc.jp/japanese-manufacturing

関連リンク

株式会社ホロンシステム
https://www.holon.co.jp

ニュースリリース

https://ktc.jp/news/132996