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「学生の頃からレースメカニックに興味を持ちスーパー耐久のメカニックを始めました。学生時に使っていたKTCの工具とレースを経験する中で工具と接することが多いことがKTCに入社したきっかけとなりました。」
と語っているのは、KTCに勤めながら、スーパー耐久レースに参戦しているH氏。
そう、ここはスーパー耐久(S耐)に出場しているレーシングチーム『AutoLabo』のガレージだ!!
普段は工具のプロとして働く彼が、週末になるとどんな姿を見せるのか?取材してきた。
H氏:「この車は、AutoLaboが2022シーズンのスーパー耐久レースST-5クラスに参戦するためのマシンとして製作した素ヤリスです。」
紹介してくれたのは、よくレース会場で見る、三枚ドアのマシンではなく、5枚ドアのヤリス。
H氏:「ST-5クラスのライバルは、NDロードスターも含めて全車が4穴ホイールです。素のヤリスは6段マニュアルシフトの設定と4穴ホイールということで、GRヤリスやRSよりもスーパー耐久に向いているんです!」
「第1戦鈴鹿大会で初となる素ヤリスは、当初から予想された通り、ストレートスピードがライバル車両に対して15Km/h以上も足りない中で、非常に辛い戦いを強いられましたが無事に完走し、14台の激戦区で10位完走しました。 」
取材の中でも、完走のむずかしさ、レースのむずかしさを教えてくれたH氏。そんな彼に、メカニックを始めた理由を聞いみた。
「学生の頃からレースメカニックに興味を持ちスーパー耐久のメカニックを始めました。学生時に使っていたKTCの工具とレースを経験する中で工具と接することが多いことがKTCに入社したきっかけとなりました。」
現在は6月3日~5日に富士スピードウェイで行われるスーパー耐久レースの第2戦(24時間レース)に向けて、少しでも戦闘力を上げるべく、今やれる事を全て投入してバージョンアップに取り組んでいるそう。
今後のマシン制作に注目だ!
國松は自らの実店舗を営む傍ら、各種競技でメカニックとして活躍。スーパーGTなどに代表される国内トップカテゴリのほか、ル・マン24時間などの国際レースへの参戦経験がありつつも、各種ローカルレースにも真剣に参戦。また、サーキットレースのみならず、ラリーや鈴鹿8耐などの2輪レースにも携わり、まさにカテゴリを問わず対応できるメカニックとして現在も参戦を継続している。スーパー耐久は2008年より携わり、メカニックのみならずエンジニアとしても活躍。年間を通して携わった7シーズンのうち、5回のシリーズチャンピオンを獲得するなど、高い勝率を誇っている。
オートラボとしては、過去にはND型のマツダ ロードスターの登場年度に早速レース車両を製作。この車両は世界で初のNDロードスターのスーパー耐久車両となり、翌年にも更に1台を製作。この2台は共にシリーズチャンピオンを獲得するだけでなく、現在に至るまでチャンピオンを獲得したNDロードスターはこの2台のみとなっており、導入が早いだけでなくその製作技術の確かさを物語っている事実となっている。
また、オートラボは國松個人のメカニック業やマシン製作だけでなく、チーム全体の運営も行ってきており、年間を通してレース車両を預って管理し、レースイベントの間の大規模なメンテナンスまで行うことや、チームとしての機材やスタッフの管理などの実績も十分。今年度のヤリスによる参戦もオートラボが主体となって活動しています。
http://www.auto-labo.net/JobOffer.html
スーパー耐久シリーズ2022スケジュール
2022/6/3-5 FUJI SPEED WAY
2022/7/9-10 SPORTSLAND SUGO
2022/7/30-31 AUTOPOLIS
2022/9/3-4 MOTEGI
2022/10/15-16 OKAYAMA
2022/11/26-27 SUZUKA
レース詳細はコチラ!
KTC社員がメカニックとして参戦するレースに大注目!